上田市・東御市のおすすめお店特集
お客様の思いをアレンジメントしてくれる素敵な花屋さん
桜屋さんは大屋駅から丸子方面に向かう国道152号線に面したところ、上田市塩川に『フローリスト桜屋』(本店)があり、上田市神畑に『Velde(ベルデ)桜屋』、アリオ上田店1階に『フローリスト桜屋』(アリオ上田店)の3店舗を展開している切花や鉢花の専門店です。
特に桜屋さんのフラワーアレンジメント、カラーサンド、プリザーブドフラワーは素敵との定評があり、その魅力を取材させて頂きました。
『フローリスト桜屋』(本店)
桜井慎社長は各種協会等のインストラクターや審査員の資格をお持ちであり、著名なコンテストや大会で優秀な成績を収められています。
特に2017年「ジャパンカップ・フラワーデザイン競技会」においては最高賞の内閣総理大臣賞を受賞され、そのデザイニングのクオリティーの高さが伺い知れます。
そんな桜井社長は日常の中で気軽に花に親しみ、花を楽しんで貰いたいという思いをお持ちで「花文化」を広げようと活動もされています。
有限会社 桜屋 代表取締役 桜井 慎 1973年生
・デザインスクール「フルール・ド・スリジエ」主宰
・JFTD花キューピット本部インストラクター
・JFTD花キューピット公式審査員
・NFD日本フラワーデザイナー協会) 講師
【コンテスト成績(一部)】
2018年 JFTDグランドチャンピオン選手権出場
2017年 JFTDジャパンカップ 優勝(内閣総理大臣賞)
2013年 JFTDグランドチャンピオン選手権出場
2007年 TVチャンピオンお花屋さん選手権 優勝
2006年、2010年、2011年 JFTDジャパンカップファイナリスト
2007年、2009年、2012年 JFTDジャパンカップセミファイナリスト
桜井慎社長
◆高い志をもって、挑戦し自身を成長させ、質の高い感性を磨きお客様の思いを期待以上の満足を頂く仕事を目指す
桜井社長が掲げる桜屋さんのコンセプトを具体化するための取組みやサービスについてお聞きしました。
桜井社長をはじめスタッフの方々はコンテストで優秀な成績を収められてます。
「コンテストで入賞、入選しなくても花屋は出来ます。ましてやお客様はコンテストレベルのデザインを要望されませし、その成績が直接売上に結びものでもありません。」
「コンテストへの出場はスタッフに志を高く持って貰うための機会であると考えます。そこに挑戦し続けることでモチベーションを育み自身の励みや自信をもってもらいたいと思っています。コンテストは成長する過程の手段だと思っています。」
「そこで培った知識や技術や技能は、お客様の思いに応えられるキャパシタンスを備えることとなり、結果としてお客様から期待を超える満足を頂くことに繋がると考えています。」
2017年 JFTDジャパンカップ優勝(内閣総理大臣賞)作品
各種コンテストや大会で受賞した作品(一部)
桜井社長はもっと多くの人達に花を生活の中に欠かせないモノとして欲しいと思っているそうです。特別な時だけでなく、日々の生活の中で気軽に花を楽しむ潤いのある生活、それが「花文化」です。
「長野県は花の生産量は全国的に見ても多く、品種別ではトップにもなる県です。一方で花の消費は全国的に見て低い県です。大きな話しかも知れませんが、花をもっと気軽に日常生活の中に取入れ楽しむ習慣、つまり「花文化」を育て広げたいと思っています。」
「その一環として“フラワーデザインなどの教室”を開いています。また、もう10年程になりますが、子供達を対象とした「花育」と称する授業をおこなっています。小さなころから花に興味をもってもらい花を愛しんでもらう。その子供達が大人になって、そのまた子供達にその文化が引き継がれて行くことを描いています。」
各種コンテストに入賞、入選されているスタッフの皆さんの特にフラワーアレンジメントは好評を得ています。
「スタッフには常に言っていることですが、頭でっかちにならないこと、つまりある種の定型化しないこと、知識を押しつけないことを伝えています。例えばプレゼントを考えているお客様(送る人)の思いを相手に伝わる形にすることが重要です。」
「あげる人の思いやイメージを大事にする。それをお手伝いするそれが私達の仕事と考えています。お客様にアドバイスはすれども強要はしない、お客様の思いが受け取る人へ伝わるアレンジメントです。」
「私達はお客様とのヒヤリングを非常に大事にしています。送る人、貰う人の感動と笑顔を頂くためですね。」
花やさんの仲間で花文化を普及したいという思いではじめた「枯れない花瓶」。花文化を創造するひとつです。
この「枯れない花瓶」は現在、ベルデ桜屋さんで行われているサービスです。小さな花瓶を購入し、月2,160円で仕事帰りなど毎日でも花瓶を持って伺うとお花を頂ける仕組みです。
「花も生き物です。そこに物語が有ります。大切な時、日常生活の中、共に生きその美しさに癒やされ思いを寄せられる無くてはならないものだと考えます。」
「枯れない花瓶」
桜屋さんではNFD認定資格コースをはじめ、FDコース、プリザーブドフラワーコース、ガーデニングコースなど経験や目的に合わせたクラスがあります。
※NFD(公益社団法人日本フラワーデザイナー協会)
この日は『フローリスト桜屋』本店(桜屋丸子本校)で開催されたFDコースの教室に伺いました。参加されている皆さんは月2回行われているクラスの生徒さん達だそうです。
テーマは『花の集合』、アルストロメリア、ブプレリウム、カーネーション、レースフラワー、ガーベラ、ネリネを使ってのレッスンでした。今回のポイントは「正面、上から見たときに花の形(集合)を整える」とういうこと。
それぞれの花の特徴を生かした配置や高さや角度などを桜井社長が丁寧に教えていました。教室は楽しい雰囲気で生徒さん達は生き生きとした花を美しく生けていました。
お手本となる「花の集合」
フラワーアレンジメント教室
ポイントを説明する桜井社長
楽しい雰囲気の教室
丁寧に生徒さんにアドバイス
桜屋さんでは各教室が開かれるのに合わせて、スタッフレッスンが行われています。
このスタッフレッスンは決められた材料(花)を自由にアレンジメントして造形を重視しつつもあえて花の特徴を抑え、花の生命を表現することに重きを置き感性を磨くレッスンだそうです。
この日は総勢10名のスタッフのうち6名のスタッフの皆さんがレッスンを受けていました。
レッスン前のレクチャーする桜井社長
田中直さん
市川彩香さん
石黒恵理さん
吾妻有耶子
冨家義典さん
堀内円さん
個々へのアドバイスをする桜井社長
桜井社長とスタッフの皆さん
1階には季節の切花や鉢花が列び、2階には観葉植物が列んでいます。
お店の裏手にはガーデニングを中心にした花の苗や苗木が列んでいます。
切花、鉢花、花の苗がある中、こちらではカラフルなカラーサンド、プリザーブドフラワーがが多く揃えられています。
先にご紹介した「枯れない花瓶」のサービスも受けられます。
取材させて頂いて、桜屋さんが「目指す姿」を定め、組織が大切にする価値観(経営理念)に基づいて「価値前提」の経営の一端が垣間見れました。
社員のモチベーション向上やヤリ甲斐(社員満足)を持ってもらう機会としてのスタッフレッスンやコンテスト参加などで皆さんが研鑽されている姿に感心させられました。
研鑽され培った知識、技術、技能や感性は他と比類無い独自性(独自能力)となっているようでした。惜しげ無くその能力をお客様に提供することで、お客様が期待する以上の満足(顧客満足)を与えることに繋がっているようです。
また、社会との調和(社会貢献)として「花文化」の創造は素晴らしい取組みだと感じました。
“フラワーデザインの教室”や“花育”活動は花文化の創造とともに花市場を広げることを自ら努力されていることにも感心させられました。
取材にご協力いただきました桜井社長並びにスタッフの皆さん有難うございました。
稀少なアジサイがありましたので写真でご紹介します。
ご存じの方も多いとは思いますが、アジサイは鮮やかな花びらに見えるところは装飾花(そうしょくか)といって萼片(ガクヘン)です。本当の花は萼片の中心に小さく存在しています。
桜屋さんで見かけたアジサイはこの萼片がとても変わった美しいアジサイでした。
名称 | Velde(ベルデ)桜屋 |
住所 | 長野県上田市神畑67-2 |
連絡先 | 0268-75-1169 |
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名称 | フローリスト桜屋(アリオ上田店) |
住所 | 長野県上田市天神3-5-1 アリオ上田店1F |
連絡先 | 0268-23-8778 |
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