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「まいぷれ上田・東御」取材レポート

上田市長新旧交代の式典と新市長記者会見

母袋創一上田市長(退任式・お見送り式)、土屋陽一新上田市長(初登庁式・着任式・就任記者会見)

4月6日(金)に「母袋市長退任式・お見送り式」が上田市役所本庁舎にて行われました。

母袋市長退任式

 

退任式は4月6日16時より上田市役所本庁舎6階にある大会議室にて市職員の皆さんが参集する中、井上副市長が先導され母袋市長の入場により式は始まりました。

 

井上晴樹副市長挨拶

市長人柄に触れ、母袋市長の気さくな性格は誰からも慕われていたこと。また、厳格な公私の区別をされたその公正さについて話されました。

数々の業績の中において、特質すべきは平成14年市長就任以来、4市町村の合併実現に向けたリーダーシップと、合併後においては地域協議会設立、自治基本条例制定、わが町魅力アップ事業立ち上げ、住民組織の設立など、地域連携の礎を築いたことに賞賛を送られていました。

また、観光をリーディング産業に成長させ、上田市を日本全国に発信されたこと。真田丸成功については日ごろ上田市プロモーション活動をされ、実現に至ったことなど、4期16年間を労われていました。

 

花束贈呈

職員代表から花束が贈られました。

母袋市長入場

井上副市長挨拶

花束贈呈

職員代表城田さんより

母袋創一上田市長挨拶(退任式にて)

井上副市長の挨拶に感謝を申され、概ね27年の政治家活動において上田市長として在任した16年間を振り返る話がされました。

市民の幸福と市民サービス向上、上田市及び上田市各地域の魅力作りと活性化に取り組み務めてきたと語り、市長になった原点は市町村合併を実現して住民生活の安定をなすことを使命とし、各地の資源を利活用しながら活力を呼び起こすことを目標としてきたこと、市民や市議会の理解と支えがあったことに感謝されました。

合併により16万人都市の新上田市となり、幾多の事業が実現出来た原点ともなり、城に例えるなら石垣であるとおっしゃり、次の市政に期待する使命はその石垣の上にどんな天守を築き、市民生活の安定と幸福をもたらし、新制度である住民自治組織による住民自治の強化と活性化に図り、魅力創造することにあり、土屋新市長に期待を寄せていらっしゃいました。

「人生の本舞台は常に将来にあり」とおっしゃり、上田市の将来は明るいと信じているとして挨拶を結ばれました。

母袋市長挨拶(退任式にて)

母袋市長お見送り式

 

続いて、16時30分より上田市役所本庁舎正面玄関にて、お見送り式が行われました。

退任に際し、小林隆利市議会議長、中村彰上田市自治会連合会長から挨拶がありました。

 

小林隆利市議会議長挨拶

新上田市の初代上田市長になられたことに触れ、数々の功績を讃える中、特に4市町村の合併によって持続可能な街作りとなることを信じ、揺るぎない信念のもと実現させたことは最も大きな功績を讃え、長野大学の公立化を実現させ、上田市を更なる発展させる学園都市づくりへの貢献されたこと。産院を市立産婦人科病院として甦らせた市民の声に耳を傾け安心を与えたことなどを話されました。

また、真田丸成功に際して、上田市を全国的にアピールし、知名度を全国に広めた功績がも讃えられていました。

 

中村彰自治会連合会長挨拶

上田市240自治会を代表として挨拶されました。まず、4期16年間、上田市発展のため全身全霊を方向け市民を思い職務を全うしたことに敬意と感謝の送られました。

自治会連合会として平成18年3月6日に4市町村合併がされた後、新上田市において旧4市町村の住民が一体感を持ち生活できるよう、また均衡した発展が図られるようにバランス感のある公共施設整備をされたこと。住民が自立した持続可能な街づくりの為、地域内分権を確立された地域協議会設立、わが町魅力アップ応援事業設立、自治基本条例制定をされ、特にわが町魅力アップ応援事業においては各自治会、各地区連合会で活用し、住民が地域の良さを再確認する地区発展の姿がみられるようになったことは日頃、「市民が主役」と言われていたことの表れであり、自立的な活動の切っ掛けづくりをして頂いた功績に対し感謝の意を表していました。

小林市議会議長挨拶

中村自治会連合会長挨拶

挨拶を受ける母袋市長

花束贈呈

花束贈呈

市議会代表池上さんより

花束贈呈

上田市教育委員会

教育長職務代理者城下さんより

花束贈呈

母袋創一後援会・さくら会の皆さんより

母袋創一上田市長挨拶(お見送り式にて)

まずはお見送り式に参集した市民、各位、挨拶された小林隆利市議会議長、中村彰上田市自治会連合会長、花束に感謝と御礼を申されました。

また、新上田市誕生から12年と旧上田市での4年の16年間を支えてくれた市民、後援会、自治会連合会役員、市議会議員、行政委員、各団体皆さんに御礼を申し上げていました。

合併後において各地域(旧地域)に分け隔たり無く目配りしながら、建設計画に従いハード、ソフト面での市政を推進でき、基盤、お城で言うところの石垣を築くことが出来ことへの充実感を申され、改めて市政を支えてくれた皆さんへ万感の思いを込め感謝の意を表されていました。

また、充実感を覚えた出来事が数々ある中で、特に上田新時代を築きたいという思いから、合併前に観光をリーディング産業にしたいと一年一年レベルアップしたこと。合併により16万人新上田市誕生になったこと。学校の耐震化や改築、公民館、自治センター等建設、文化芸術拠点サントミューゼを完成したこと。地域医療再生を目指した市立産婦人科病院や信州上田医療センターの充実を図れたこと。長野大学公立化などなどを揚げられていました。

加えて近年、嬉しい傾向として移住定住人口増加策を取組んだ結果、真田丸を景気として移住相談件数は平成29年度だけで418件、それ前の3年間累計では述べ909件、平成27年度では9組25名だったところ、平成29年度では43組100名と延び、3年間で78組181名の新市民を迎えられ、転入者が転出者を上回っている状況にあることに対して、更なる上田市の魅力創造、市民生活の安定、くらし向上に向けた積極的な対応を願い期待している旨を話されました。

一方において、資源循環型施設建設は住民合意に至らなかったが、ようやく一定の話し合いが出来る状況になっていて今後の展開を期待されていました。

新市長にはこれまでの基盤にどのような花を咲かせ天守を築くか、市民協働の元、行政との良きパートナーとなって頂くことを期待されていました。

最後に上田市の益々の発展と皆様の御活躍とご多幸を祈念され、母袋市長最後の挨拶とされました。

 

母袋市長挨拶(お見送り式にて)

お見送り

挨拶の後、上田市消防団の皆さんによる蛍の光が演奏される中、母袋市長は市長車に乗り、上田市役所本庁舎を後にされました。

 

母袋創一上田市長略歴

長野県立上田高等学校、慶應義塾大学法学部を卒業され、同年三井物産に就職し、平成2年に同社を退職。平成3年に長野県議会議員に初当選され、3期務められました。
平成14年に上田市市長選挙で初当選されて、4期16年間上田市長を務められました。また、平成18年には旧上田市・小県郡丸子町・真田町・武石村と合併した後も新上田市長として活躍されて来ました。

平成30年4月8日を以て上田市長を退任されました。また、政治家としての活動は概ね27年間務められました。

 

◆上田市政の首長としてご活躍された母袋創一上田市長に感謝と敬意を申し上げます。

拍手に包まれながら上田市役所本庁舎を後にする母袋市長

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4月9日(月)に「土屋新市長初登庁式・着任式・就任記者会見」が上田市役所本庁舎にて行われました。

土屋新市長初登庁式

多くの方が参集する朝8時30分に土屋陽一新上田市長が徒歩にて上田市役所本庁舎正面玄関に到着されました。

到着されると中村彰上田市自治会連合会長、職員代表から花束が贈呈されました。

 

土屋陽一後援会(新陽会)宮本智夫会長挨拶

参集された皆さんへの感謝をされ、今回の市長選挙を振り返り、3者による激しく厳しい選挙戦であったこと。結果として土屋市長誕生に至った喜びを話されました。

土屋市政スタートにあたり、土屋新市長においては選挙戦中に掲げてきた「上田市再構築」を元に更なる上田市の発展、市民の思いの実現に邁進してくれるものと話されました。

また、選挙戦が終わればノーサイド(選挙戦が終わり敵味方の区別が無いこと)であり、オール上田で土屋市長を支えて頂きたいと挨拶されました。

花束贈呈

中村上田市自治会連合会長より

花束贈呈

職員代表城田さんより

土屋陽一後援会(新陽会)

宮本会長挨拶

土屋陽一新上田市長挨拶(初登庁式にて)

挨拶される前に市長職として歴史ある上田市役所本庁舎を拠点に働かせて頂くことへの感謝し、ここから多くの幸せが市民に届くように願い、上田市長として尽力することを誓い上田市役所本庁舎に一礼されました。

挨拶の冒頭、早朝より上田市広域から来られた皆さんに感謝を申されました。

また、選挙中「上田市再構築」を掲げ、市民と共に市民力、共感力を持って繋がるありがとうの街づくりに賛同して頂き、当選できたことに感謝の意を表されました。

前母袋市長の功績である合併や様々な課題に挑戦し実現された事、まさに名のごとく一を創る(創一)市長であったと労われ、その基盤となった一を太陽のごとく明るく輝かせること(陽一)が使命があると就任への想いを話されました。

街づくりは市長、市職員、市民参加で勇気と希望を持つことで叶うと話され、選挙戦が終わった現在はノーサイドであり、同時に行われた市議会議員選挙で当選された市議会議員の方々と共に信頼関係と緊張関係を持って街づくりを進めて行きたいという決意を表されました。

上田市役所本庁舎に一礼する土屋新市長

土屋新市長挨拶(初登庁式にて)

市長室にて

登庁式が終わり、土屋新市長は市長室の市長席に着かれました。

市長室にて

土屋新市長着任式

着任式は同日10時より上田市役所本庁舎6階にある大会議室にて市職員の皆さんが参集する中、井上副市長が先導され土屋新市長の入場により式は始まりました。

 

井上晴樹副市長挨拶

平成3年から7期26年に渡り市議会議員をされ、合併後は初代より2度市議会議長を務め、リーダーシップとして市議会改革に取組まれ上田市政に尽力されたことに敬意を表され、市議会では主に厚生委員会に所属し、医療、福祉施策の充実など、26年間に積み上げられた信頼と人望で築き上げたネットワークは今後の市政経営される上で大変大きな力になると期待されていました。

資源循環型施設候補地の地元合意、地域内分権の確立、地域医療の再生、産業の活性化、庁舎改築、健全財政維持などの課題は山積しているが「上田再構築」の元、変えるべきものを変え、市議会、市職員は市民生活の安定を守る全体の奉仕者として土屋新市長市長と共に果たしていきたいと挨拶されました。

土屋新市長入場

井上副市長挨拶

土屋陽一新上田市長挨拶(着任式にて)

 

井上副市長挨拶と参集した職員に感謝された後、市職員に向け、市役所の役割について市民の幸せを提供する場所であり、市民から愛される市役所であることが大事で職員ひとり一人が「幸せ創造仕掛け人」になってほしいと話されました。

憲法17条(十七条憲法:聖徳太子が定めたとされる官人の心得)の第14条を用いて「嫉妬有ることなかれ」をなぞり、公職にある者として嫉妬せず公平、平等を以て職務を果たして欲しいと話されました。

失敗は次へのステップの糧であり失敗を恐れず挑戦をして欲しいと話され、上田再構築を市民と共に目指し、市民の幸福に繋げたい、個々に貴重な人生を充実させ全う出来ることが大事で有り、先祖、親族を大切にする心が市民を幸せにする事にも繋がると話されていました。

4月9日は4と9を嫌う人もいるが、「良くなる日」と考えていて最良のスタートする日としていきたいと話されました。

土屋新市長挨拶(着任式にて)

土屋新市長就任記者会見

同日、11時30分より上田市役所本庁舎3階にある第一応接室で就任記者会見が行われました。

初登庁式、着任式にて挨拶されたことを報告されました。

重要課題である資源循環型施設について地元との話し合いに進展が見られなかった事もあり、着任早々本日に各自治体の関係団体との面会の予定、また本日午後に開催される上田地域広域連合会の連合会長選挙に参加されることが報告されました。

着任された現在の気持ちについて「喜びと共に緊張感があり、市政を進めていく上での気持ちの高ぶりが混じり合っている心境である。」と話されました。

 

【記者質問に対して(抜粋)】

サントミューゼの運営費について詳細を検討し検証すること、給食センター統廃合についての見直しすること、組織編成については時間を掛け職員の能力を最大限に発揮できる組織は作っていきたいが現時点は考えていない、また人事については26日、27日の人事委員会にて決めていくとのことでした。

 

産業面においては商業、工業、農業、観光はバランス良く延びてきた。雇用創出に繋がる工業(製造業関係)や観光にはお金が力強く回るような色々な支援、農業については6次産業化に力を入れていくこと、商業については地元商店街の皆さんの声を聞きその想いを形にしていくこと、中小零細企業の基金について方向性を示すことなどが話されました。

 

地域の声をより多く聞くため、各自治センターにある市長室をサテライト市長室とし、自ら足を運んで皆さんの声を聞く機会を作ると共に、様々な形を作ってより多くの市民の声に耳を傾けていきたいと話されました。

 

給食センターについては1カ所への統合は財政面、危機管理上の面から現在の老朽化施設から見直していった方が良いと考えているが、教育委員会と話し合いながら進めていきたいと話されました。

 

上田市政及び市長として、市民ひとり一人を大事にすることを職員にも伝え、市役所が市民に幸せを提供する位置づけと考えている。先程の着任式において「幸せ創造仕掛け人」になってほしいと伝え、それを大事にして進んでいきたいと話されました。

 

【土屋新市長の好きな言葉】

・一燈照隅万燈照国(いっとうしょうぐうばんとうしょうこう)

「ひとつの灯は隅しかしか照らせないが、万という数が集まれば国を照らせる」という意味。

・為政以徳(いせいいとく)

「政治は人徳があるものが行うべきだ」という意味。

 

【政策の4テーマ】

・給付型奨学金、中小企業支援基金、危機管理上の対策で県消防学校誘致、長野大学に新学部設立(IoTやAI)学べる新学部の新設検討

土屋新市長就任記者会見

土屋陽一新上田市長略歴

長野県上田高等学校、早稲田大学第一文学部教育学専攻卒業された後、上田市役所に務められました。
平成3年に(旧)上田市議会議員選挙に立候補し初当選されてから4期、上田市・丸子町・真田町・武石村合併による(新)上田市になった平成18年から3期、合せて7期、上田市議会議員を務められました。
平成26年12月31日に上田市会議員を辞職され、今回の上田市長選挙に立候補し、見事に当選されました。

 

◆上田市政の首長に就任された土屋陽一新上田市長に御活躍と御健闘されますよう祈念致します。

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