上田市に2019年9月21日（土）にメルシャン株式会社の「シャトー・メルシャン　椀子ワイナリー」がオープンしました。

今回はこのオープンおよびオープンイベントの様子（第2部）と前日の9月20日（金）内覧会（第1部）でお伝えします。

『シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー』オープン（9月21日）

いよいよオープンのときを迎えた「椀子ワイナリー」。

9：50分にメルシャン株式会社　コーポレートコミュニケーション部　主務　南 越子（みなみ えつこ）さんの司会でオープンセレモニーが始まりました。

主催者の挨拶

メルシャン株式会社を代表して椀子ワイナリー　ワイナリー長の小林弘憲（こばやし ひろのり）さんから挨拶があり、「2003年6ヘクタールから椀子ヴィンヤードがはじまり、2019年に約30ヘクタールまで畑が広がりました。この間、約16年間地元の皆様、シャトー・メルシャンを応援して下さっている皆様にお待たせしてしまいましたが、やっと椀子ワイナリーの建設ができました。360度見渡せ、ぶどうを栽培するところから醸造するところまで全てを見て頂けるワイナリーです。３つのキーワード地元の皆様感謝と共生、里山の風景を守っていく自然との共生、次世代を担う子供達の未来への共生として学びの場としても使って頂きたいと思っています。

いよいよ本日から椀子ワイナリーはオープンします。今後ともシャトー・メルシャン株式会社の勝沼ワイナリー、桔梗ヶ原ワイナリー、そして3番目となる椀子ワイナリーを応援して頂きますよう宜しくお願いいたします。」と挨拶がありました。

テープカット

テープカットはメルシャン株式会社　常務執行役員　生産・SCM本部長　高谷 道夫（たかたに みちお）さん、メルシャン株式会社　工場長　ゼネラルマネージャー　松尾 弘則（まつお ひろのり）さん、メルシャン株式会社　椀子ワイナリー　ワイナリー長　小林 弘憲（こばやし ひろのり）さんにより行われました。

テープカットされ、10：00　椀子ワイナリーはオープンしました。

椀子ワイナリーの入り口付近でオープン時間前から多くのお客様が並び、オープンと同時にワイナリー内へ入場していきました。

椀子ワイナリー館内の様子

館内に入るとエントランスホールとレセプションカウンターがあり、大きなガラス越しに樽庫が見れます。2階に進む途中に（第1部）でも伝えました3ワイナリーのアイコンをモチーフにメルシャンのフィロソフィーを表現した日本画が出迎えてくれます。

特設コーナー

入口の右側では長野県在住または在勤の方に無料でワインが1杯プレゼントされるコーナーが設けられていて、メルシャン株式会社　バイス・ゼネラルマネージャー　大滝 敦史（おおたき あつし）さんとスタッフの方がおもてなしと提供するワインについて丁寧に説明をされていました。

テイスティングカウンター

2階のテイスティングカウンターには多くのお客様が並び、シャトー・メルシャンのワインを楽しんでいました。

（第1部）でもお伝えしましたが、テイスティングカウンターでは約10種類以上のワインが揃えられていて椀子ワイナリーの限定ワインやシャトー・メルシャン各産地のワインがセットや単品で楽しめます。

シャトー・メルシャンのワインの飲み比べができるワインセットが人気を集めていました。

メニューには、おつまみとしてチーズ、ドライマンゴー、クラッカー、本日の日替りおつまみやランチBOXがあり、あさつゆ内にある「えだまめの会」の地元食材を使った「本日の日替りおつまみ」と「えだまめの会　特製ランチBOX」（水曜日を除く）が用意されていてお客様はワインと一緒に楽しんでいました。

ランチBOXの水曜日はル・ポタジュの「ポタジュ特製フレンチランチBOX」が用意されます。

お客様にインタビュー

ワインを楽しんでいるお客様にお話しを伺ってみました。

インタビューお答え頂いたのは千葉県からお越しになった和田さん、ご家族皆さんがワインが好きで山梨の勝沼ワイナリーに行かれたり、全国のワイナリーにも出掛けられるそうです。

椀子ワイナリーオープンの話しをお母様から聞き、上田に前泊してオープンに合わせて来られたそうです。

「信州は風景と水が綺麗な印象があるます。“椀子のあわ シャルドネ”も“椀子ソービニョン・ブラン”もスッキリしていて好きですね。もともと椀子のシラーが好きで、売切れる前に先に2本買っちゃいました。」とシャトー・メルシャンのワインの大ファンなお客様でした。

ちなみに和田さんはワインセットのAセットを楽しんでいらっしゃいました。

★ちょっと嬉しいことに和田さんは「まいぷれ」をご存じでした。ありがとうございます。

ワインショップ

約30種類のワインやオリジナルグッズが販売されているワインショップも大賑わいでした。

ワインはもちろん5種類の豆皿、グラス、トートバッグなどなど。中でも目を引くグッズにソムリエナイフがありました。ソムリエナイフの代表的なメーカーのラギオール社制で椀子ワイナリー誕生記念で特別に作られたオリジナルのソムリエナイフ、「ラギオール　アン　オブラック　ソムリエナイフ　シャトー・メルシャン椀子ワイナリー限定モデル」です。かつて長野県軽井沢にあった「メルシャン軽井沢蒸留所」ウイスキー樽の一部を使ったソムリエナイフだそうで、ここでしか手に入らない数量限定の一品です。

ワイナリーツアー

椀子ワイナリーを楽しむツアーが4つあります。

「椀子スタンダードツアー」、「椀子プレミアムツアー」、「椀子ウォーキング＆ランチツアー」、「椀子ワインメーカーズツアー」です。それぞれ特徴を持ったツアーに構成されていて魅力的です。（要予約）

ちょうど取材のこのときには「椀子プレミアムツアー」が行われようとしていました。

※ワイナリーツアーの詳しい内容はこちらをご覧ください。

4つのツアーは予約が必要ですが、予約不要で15分ほどで案内してもらえるショートツアーも組まれていました。

「信州丸子太鼓　鼓城」の演奏

地元の伝統芸能として、9月21日から23日までの3日間、1日4回「信州丸子太鼓　鼓城」の皆さんの演奏がありました。

楽曲名は“かなめ”、勇壮な太鼓の演奏に訪れた人はあしを止め、聞き入っていました。

こうして上田市に新たなワイナリー文化を育む椀子ワイナリーが誕生しました。

お知らせ

椀子ワイナリーでは10月26日（土）、27日（日）に椀子マルシェが開催されます。

地元の美味しいフードや特別セミナー、キッズコーナーなどがあります。

また、勇壮な「信州丸子太鼓　鼓城」の演奏もあります。

【取材をさせて頂いて】

今回、メルシャン株式会社のシャトー・メルシャン椀子ワイナリーの内覧会及びオープンを取材させて頂いて、メルシャン株式会社が取り組んでいるCSVがこの椀子ワイナリーに実現していることが垣間見れました。また、日本ワインを牽引するリーディングカンパニーとして日本ワインのポートフォリオを作り上げようとしている長林社長の志をお聞きできました。

上田の地域にとって、この椀子ワイナリーが社会的価値と経済価値を創造する基点となることを期待しています。

★記事は

上田市丸子に『シャトー・メルシャン 椀子（マリコ）ワイナリー』（第1部）内覧会

も掲載しています。是非ご覧下さい。