「まいぷれ上田・東御」取材レポート
学区法人北野学園『上田女子短期大学付属幼稚園』の園児たちが味噌仕込み!
1月23日(木)に上田市にある学区法人北野学園『上田女子短期大学付属幼稚園』で年中さん(4歳~5歳)の園児による“味噌仕込み”が行われました。
上田女子短期大学付属幼稚園では食育の一環として味噌造りを行っているそうです。
味噌の原料となる大豆は前山の農家さんの畑をお借りし、6月に園児達が種まきをして育て、秋には6kgの収穫となったそうです。
この日は「武田味噌醸造株式会社」の武田晴太郎さんの指導で園児達による味噌仕込みが行われました。
学区法人北野学園『上田女子短期大学付属幼稚園』
味噌づくりの材料の、「園児たちが育てた」蒸した大豆、「塩水」、「塩」、「味噌麹」、「種味噌」(武田味噌醸造株式会社秘伝の味噌)が各テーブルに用意されていました。
味噌仕込みの材料
材料が置かれたテーブル
まずは全員でよく手洗いしたのち、年中さんの園児50名が1テーブル5名づつに分かれて座りました。
最初に味噌造りに至るまでの大豆の種まきから収穫までをおさらい。
6月17日に種まき、8月21日に草取り、9月27日に枝豆収穫、11月25日に大豆収穫、そして1月23日のこの日に味噌仕込みとこれまでの様子を振り返りました。
お話しする水野美惠園長
大豆を育てた想い出を振り返り
さし絵のついた収穫までの様子
園児達に自己紹介をする武田晴太郎さん
まずは蒸かされて軟らかくなった大豆を手で豆の形が無くなるまで一生懸命潰しました。
大豆を手で潰す様子
武田晴太郎さんが潰れ具合をチェック
大豆が満遍なく潰されると、塩水に溶かした武田味噌醸造株式会社の秘伝の種味噌、塩、味噌麹が加えられました。
園児達はムラが無いように「おいしくな~れ、おいしくな~れ・・・」と繰り返し口ずさみながら混ぜる作業を数回繰り返し、それぞれの材料が均等に混ざり合うまで一生懸命、混ぜていました。
※種味噌は味噌の熟成を安定させるために重要な役割があるそうです。
種味噌、塩、味噌麹が加えら
良く混ざりました
良く混ざったお味噌をみんなで空気を抜きながら球状に丸めます。味噌は熟成段階で空気に触れるとカビが生えたり、変色してしまいます。それを防ぐために行います。
みんなで丁寧に丸めて
「まいぷれ上田・東御取材レポート」で以前ご紹介している味噌仕込みでは球状に丸めた味噌を樽に詰める際は叩きつけるようにして空気を抜くことをお伝えしてきました。
今回は園児が投げ込むことがちょっと難しいので、そのまま詰め、空気は武田晴太郎さんがしっかりと抜いてくれました。
樽に詰める様子
園児と武田晴太郎さんが和やかに
樽に詰められたお味噌
全てのお味噌が樽に詰められて味噌仕込みは終了。
手に付いたお味噌をチョット味見、甘塩っぱいお味噌に「おいしい~」と満足そうでした。
詰められたお味噌は小さな樽2つ分、これから熟成されていきます。
自分達で作ったお味噌を味見
最後に武田晴太郎さんからお味噌のお話しを聞き、園児達がお礼の言葉を伝えて味噌仕込み体験は終了となりました。
園児達が仕込んだお味噌はこれから熟成し、3月から5月頃には美味しいお味噌になるそうです。
お味噌のお話しをする武田晴太郎さん
今回の味噌仕込み体験を終えて、学区法人北野学園『上田女子短期大学付属幼稚園』理事・園長の水野美惠(みずのみえ)さんは「みんなで育てた大豆がお味噌になって、これから熟成してどのようなお味噌になるかを知ってほしいですね。なかなかこのような経験ができないので園児達も稀少な体験になったと思います。出来上がったお味噌で野菜を使ったお味噌汁を楽しむ予定です。」と話されました。
上田女子短期大学付属幼稚園では食育の一環として大豆を育てお味噌に仕込むほか、野菜も園内の畑で育てた収穫しているそうです。
理事・園長の水野美惠さん
名 称 | 学区法人北野学園『上田女子短期大学付属幼稚園』 |
住 所 | 長野県上田市下之郷乙602 |
連絡先 | 0268-38-5996 |
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