防水を保つパッキン

【防水時計でも使い方や点検を怠ると水が入ります】

・日常生活の中で腕時計をしたまま入浴や洗い物などで濡らしてしまうことがあります。
腕時計のほとんどは日常生活に対して防水性能をもっているものが多いです。
とは言え・・・・蒸気や石鹸、温泉などの成分が金属部分を変色・腐食させたり、パッキンの劣化を早めて防水性を低下させてしまう原因になります。
また、濡れたままの状態でリュウズやボタンを操作すると水が入ることがあります。

【防水性能はパッキンによって保たれています】
・腕時計のパッキンは基本的にガラスとケースの間、ケースと裏ぶたの間、リュウズやボタンとケースの間にあります。
・ケースやリュウズやボタンの腐食やパッキンの劣化（弾性が失われ硬化した状態など）で徐々に水分が染み込み時計に悪影響を及ぼしてしまいます。

時計屋さんのアドバイス

時計のパッキンはゴムやプラスチックでできていて長年使用すると徐々に劣化が進み防水性が弱くなります。
定期的に交換するのが良いです。使用状況によっても異なりますが、クウォーツ時計などでは電池交換の際に、金属部分などの点検とパッキン交換、防水試験などをお勧めします。

★腕時計でご心配なこと、お困りなことがありましたらお気軽にご連絡ください。

◆解説図：セイコーウォッチ株式会社（ウォッチ メンテナンス ハンドブック）より