上田市にある伝統的フランス料理の素敵なお店。

フランス・ノルマンディー地方の雰囲気のお店とお料理

上田市中央にあるパニエさんは、本村さんご夫婦で営んでいるお店で今年の4月にオープンしました。

名前の“パニエ”とはフランス語で“カゴ”と言う意味だそうです。

ご夫婦はお店を開く前、フランスのノルマンディー地方の農家に3年の間に3ヶ月間の住込み生活を何度か繰り返して、その地方の伝統的なお料理や文化を勉強してきたそうです。フランス以外の欧州のイタリアやデンマークなどでお料理も勉強されたそうです。

温もりを感じる店内は、フランスの伝統的なお料理を味わって頂くために、フランスの田舎の温かさが感じられるようにイメージをデザイナーに伝え、作られたそうです。

上田の地が好きで住むことに

ご夫婦は東京出身なのですが、もともと長野県に移住したいと考えていたそうです。「長野県に移住したいと思っていました。諏訪や安曇野に住んでみたんですが、上田が凄く馴染めまして、こちらに移り住み、お店を出そうと決心したんです。」と上田の地が大変気に入られています。

また、上田の豊富な新鮮で美味しい農産物“なないろ野菜”も大変気に入っているそうです。

フランスの伝統的な家庭のお料理

パニエさんは、代表的なフランスの伝統料理を大切にされており、その中でも“キッシュと欧風料理”は特におすすめです。

お料理はオーナーのお祖母さん、お母さんと受け継がれた家庭料理のレシピとフランスで伝承されている伝統的な家庭料理のレシピをもとに、プロとしての技術で優しく美味しいお料理に作り上げられています。

パニエさん自慢の厚みがあって、具材がたっぷりの季節のキッシュ！！

ランチは地元の旬の新鮮な野菜がふんだんに使われています。また、安心で安全なお料理をモットーにされていて、そのこだわりはソース、ドレッシング、ベーコン、ジンジャーエールなど、手間を惜しまず手作りされています。「伝統的で家庭的というのは親が子どもに食べさせたいと思う愛情をお料理に込めることだと思っています。」ご夫婦の優しさが垣間見られました。

また、コーヒーは“水出しコーヒー”です。カフェインが少なくマイルドな味わいが特徴で、お料理に合うようにチョイスされています。

地元の新鮮な食材をふんだんに使ったお料理

ご自慢のショートケーキ

カフェメニューの一番人気は“苺のショートケーキ”だそうです。

「限られたお小遣いで飲み物は我慢してショートケーキだけを食べに来てくれた学生さんがいて、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。」と言うお話しも聞けました。

このショートケーキはオーナーのご家庭に伝わるレシピで作られているそうです。やはり、手間をかけて作られるため、数量に限りが有り,すぐに売り切れてしまうそうです。ショートケーキがお目当ての方は、お早めにお店に行かれることをオススメします。

地域と共に

「レストランとして農家さんが美味しい野菜や果物を作ってくれたものを美味しく料理してお客様に提供することが使命だと考えています。」と料理を通して、地域貢献したいという想いがあり、地元のワインに合うキッシュもメニューに加えていきたいと考えているそうです。

優しさ溢れるご夫婦で営まれている伝統的フランス料理のパニエさん、おしゃれで落着ける店内と優しいお料理は、お二人の温もりを感じれる素敵なお店でした。

オーナーご夫婦の夢は、山の上にオーベルジュを開くこと。ディナーを食べてお客様にゆっくり過ごして頂く場所をつくりたいのだそうです。

パニエさんでご自慢の“キッシュ”や“苺のショートケーキ”をはじめ、伝統的なフランス料理をお楽しみください。