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上田市・東御市のおすすめお店特集

芸術と静けさの中にあるオシャレなカフェ『豆cafe enjyu』

美術館に併設する王鷲美穂さんのオシャレなカフェがオープン

KAITAEPITAPH 残照館

2020年6月6日(土)に2年前に閉館した「信濃デッサン館」が新たに『KAITAEPITAPH 残照館』と名称を変えて開館しました。

『KAITAEPITAPH 残照館』には無言館館主の窪島誠一郎さんが所有する60点程の村山槐多(むらやまかいた)のデッサン画などが展示されています。

豆cafe enjyu

美術館の開館に合わせて、併設するカフェ豆cafe enjyuがオープンしました。

こちらのカフェは「まいぷれ上田・東御」取材レポート“塩田産ナカセンナリ大豆のお料理教室”でご紹介している“『Ohisama』お料理教室”主宰の王鷲美穂さんが店主を務め、“せいろと糀&シュクリール洋菓子店”を営んでいる吉池梨恵さんと営まれています。

 

『豆cafe enjyu』『KAITAEPITAPH 残照館』の営業日に合わせた毎週、土曜日曜月曜の3日間で、営業時間は11時~16時となっています。冬季はお休みとなるそうです。

 

「豆cafe enjyu」開店のキッカケ

無言館館主の窪島誠一郎さんと職人館館主の北沢正和さんは40回目を迎える大正時代の画家村山槐多さんをしのぶ「槐多忌」にあわせて、「信濃デッサン館」に併設するカフェを限定的に開業したいという想いを持たれたそうです。

その想いは北沢正和さんを通して王鷲美穂さんが受け、実現することになり、2019年2月23日~25日の3日間、“カフェ槐(えんじゅ)”が開店されました。

信濃デッサン館はこの「槐多忌」を最後に閉館となりましたが、窪島誠一郎さんは「槐多忌」の期間に明りの灯ったカフェがとても印象的であったそうです。

そして今回、新たに『KAITAEPITAPH 残照館』が開館するにあたり、再びカフェに明りを灯したいと願い、王鷲美穂さに託されたそうです。

こうして『豆cafe enjyu』は営業することになったそうです。

 

北沢正和さんは八ヶ岳山麓にある職人館館主で、地元の食材と職人の技を融合した農家レストランの草分けとして活躍され、全国の農家レストラン企画受託、講演、執筆などの活動をし、地域活性化に貢献され、2010年農林水産省第一回「料理マスターズ」で受賞(全国で7人)され、現在も活動中です。

 

【王鷲美穂さんのご紹介】

『Ohisama』お料理教室”主宰で食育インストラクター、おうち料理研究家の“王鷲美穂(おおわしみほ)”さんは、2016年に上田市合併10周年記念事業の“信州ベジタブルなないろスイーツコンテスト”のベジタブル部門において、出品された「上田ブラウニー」が最優秀賞受賞を受けました。

上田ブラウニー」は商品化され、現在販売されています。

 

また、最近ではSBC信越放送の番組「ずくだせテレビ」(月~金曜 13:55~15:49)の中のお料理のコーナーに出演されています。

豆cafe enjyu

KAITAEPITAPH 残照館

写真左から)

北沢正和さん、窪島誠一郎さん、王鷲美穂さん

押金美和さんデザインの看板

豆cafe enjyu』の看板となるデザイン画はイラストレーター押金美和さんによるもの。

一昨年の無言館館長の窪島誠一郎さんと北沢正和さんの対談で王鷲美穂さんと初めてお会いになったそうです。

押金美和さんは戦没画学生のいろいろな思いを言葉で表現して現在後世へ伝える窪島先生の活動に感銘を受けられたそうです。美術館が大好きで駆け出しの頃都内各所の美術館で音声ガイドの派遣の仕事をしていたのそうです。

 

【押金美和さんのご紹介】


1977年長野県上田市高校、法政大学社会学部卒業。
制作会社を経てフリーのイラストレーターになる。
自由画教育発祥の母校神川小学校の黒板に6年間飾られた山本鼎先生の言葉
【自分が直接感じたものが尊い そこから種々の仕事が生まれてくるものでなければならない】
この言葉が後の人生に大きく影響する。
恩師植西聰さんの出版研究会に学生時代より参加。少しずつ仕事の枠を広げる。
在学中自分表現の一つとして大好きな洋楽を聴いて色や形で表現し始める。
制作の原点UKバンドcoldplayの音楽と出会いイラストレーターを目指す。
2009年念願の彼らの音楽世界をイメージした個展 【 VIVA LA VIDA-0から軌跡 】
を彼らの来日期間渋谷パルコロゴスギャラリーにて開催。
2009年念願かない不思議な縁でcoldplayより結婚のお祝いにサインを頂く。
純粋で、透明で、どことなく暖かいcoldplayの音楽の世界を常に目標としております。

 

押金 美和(オシカネミワ)さんのホームページより

 

◆押金美和さんのホームページはこちらから、イラスト集はこちらからご覧下さい。

押金美和さんの描いた

『豆cafe enjyu』の看板デザイン

『豆cafe enjyu』の入口

上田市、前山の独鈷山にある『豆cafe enjyu』は塩田平を一望できる開放的なテラス席があり、時間の経つのも忘れてゆっくりと過ごせるスポットです。

店内

テラス席

テラス席

塩田平を一望

Cafe NENU

メニューは「ドリンク」「本日のランチ」「スイーツ」からなっています。

ドリンクではハンドドリップで淹れる「オリジナルブレンド珈琲」をはじめ、「紅茶」、塩田産ナカセンナリ大豆の「大豆茶」、長野県産のリンゴを上田市の醸造会社で作った「リンゴジュース」、上田市のお味噌屋さんが作った「麹甘酒」などがあります。


本日のランチは“気まぐれ三種盛り”の付け合わせとメインのセット、取材の時のメインは塩田産ナカセンナリ大豆の大豆と武田味噌醸造株式会社さんの味噌、華城下で仕立てられた「味噌リゾット」でした。


スイーツは王鷲美穂さんの「上田ブラウニー」、吉池梨恵さんの洋菓子、「苺のショートケーキ」「こだわり蒸しプリン」「苺のシュークリーム」「林檎と山椒のフィナンシェ」があります。

本日のランチとスイーツのメニュー

気まぐれ三種盛り

味噌リゾット

苺のショートケーキ

苺のシュークリーム

新しく開館となった『KAITAEPITAPH 残照館』でデッサンを鑑賞し、開放的でいて落着きのあるカフェ『豆cafe enjyu』で憩いのひとときは如何でしょうか。

名 称豆cafe enjyu
住 所〒386-1436 長野県上田市前山300
電話番号0268-38-4569
営業時間11:00~16:00
営業日土曜、日曜、月曜

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。