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「まいぷれ上田・東御」取材レポート

移動市長室「上田市」

移動市長室の取材をさせて頂きました。

母袋創一市長

 

8月29日に移動市長室の取材をさせて頂きました。

母袋市長は出張先である真田地域自治センターと菅平のサニアパーク(レセプションルーム)にて、関係団体の方々との懇談、サニアパーク及び菅平地区振興施設工事進捗状況の視察をされました。

 

【懇談テーマ】「障がい者も高齢者も安心して暮らせる社会の実現に向けて」

【懇談の内容】障がいのある方や高齢者、その御家族も住み慣れた地域で安心して暮らしていけるために、障がい者福祉サービス・高齢者福祉サービス相互に連携した取組みをしていきたい。

【懇談者】社会福祉法人かりがね福祉会 理事長:小林彰さん

     高齢者総合福祉施設アザレアさなだ 施設長:福澤智子さん

 

“社会福祉法人かりがね福祉会”理事長小林彰さんより、障がいのある方が自分らしく暮らせていけるように支援をするとともに、その御家族、地域の人達に安心と安全を提供し、全ての人が豊かな人生を送れるような地域づくりに貢献活動していること、地域生活支援拠点整備について、保育所等利用中の障がい児支援「保育所等訪問支援」などの構想のお話しがあり、“高齢者総合福祉施設アザレアさなだ”施設長福澤智子さんからは地域の高齢者福祉を進める「ふれあい福祉健康ゾーン」につくられた特別養護老人ホーム、小規模多機能型居住介護、グループホームなど施設運営活動について話されていました。長野県で唯一の夜間対応型の訪問介護サービス(24時間型ホームヘルパーステーション)を行っており、利用が広まりつつあるとのことでした。

また、運営していく上で、特に人材不足、人材育成についての課題を話されていました。

 

母袋市長からは日頃の活動に対する労いの言葉がかけられ、福祉支援、介護支援の重要性を話され、課題として全体的な構図としての福祉介護に関する教育、システム、ネットワークが必要であり、具体的な地域包括化システム構築が必要であると話されていました。

また、家庭では出来ない医療ケアについては地方の医師不足という状況もあり、地方における医師を育てる支援、バックアップする仕組みづくりに取り組まなければならないことを話されていました。

介護職員はじめとする人材不足については、少子化の時代において総体的に大きな問題と捉えていることも話されてました。

【懇談テーマ】「長野大学生との連携による地域づくりと移住定住への課題」

【懇談の内容】そえひ縁人(えんじん)と長野大学生との連携による地域づくり

【懇談者】そえひ縁人 代表:坂口純一さん

     長野大学(2年生) 魚住奈央さん

“そえひ縁人”代表の坂口純一さんから傍陽地区に伝わる民話をまとめた「そえひの民話」を発行について、この民話は傍陽地区の活性化に取組む地元有志グループ「そえひ縁人」と長野大学環境ツーリズム学部の学生が傍陽地区に伝わる民話を子どもたちに知って貰おうと冊子に編集し、200部発行し、傍陽小学校の全児童に贈られたそうです。また、民話は長野大学の学生が傍陽地区のお年寄りを直接訪ね、集めたそうです。

“竹灯籠祭り”を実施、8月4日から9日まで傍陽地区の耕雲寺で約150の竹灯籠を並べろうそくを灯したそうです。また、“凍み豆腐プロジェクト”の取組みとして気候風土を生かした有休荒廃地を活用して、大豆づくりをおこなっており、かつて傍陽地区の一大産業であった凍み豆腐づくりに取組んでいるなどの活動が話されてました。

長野大学(2年生)魚住奈央さん からは“グリーンツーリズム活動”について、もっと地域外の人達に傍陽の魅力を知って貰おうと自ら荒廃地を耕して畑にしたそうです。これから参加者を募り、野菜を栽培し、収穫することを通して自然と触れあって貰いたいと、この企画を実施していることを話されていました。

 

 母袋市長からは折角編集された民話はもっと広める活動をしてみてはどうか、地域活性化活動の継続は起案者の方のリーダーシップが必要であるので頑張って欲しいと話され、皆さんでワイワイガヤガヤやりながら色々なアイディアを出して取組んでいって欲しいと話されていました。

午後はサニアパークに移動しての懇談・視察が行われました。

【懇談テーマ】「幸福都市上田」の実現と菅平ブランドを活かした誘客

【懇談の内容】菅平高原ブランドを核とした「健康都市」実現のための総合型ビジネス創出について

【懇談者】菅平スポーツフィジカルセラピー協議会の皆さん

     前会長:縵沢剛史さん 会長:松本規男さん 副会長:金井由造さん 副会長:桑田雅之さん

     チーフトレーナー:箱山千鶴さん トレーナー:土屋銀河さん

 

運営状況等が報告され、SPT(スポーツ・フィジカル・セラピーの略)の映像も紹介されていました。

準高地の地理的特徴を活かし、有酸素運動による健康増進効果といった従来のスポーツ強化だけではなく、「身体の見える化」「菅平ならではの機能的なスポーツ」「地元食材を使用した食」等を活用し、免疫力を高め、体質の改善やけがを防ぐ、健康増進のための運動プログラム、食事プログラムなどの開発に取組んでいる話がされていました。

 

母袋市長からは菅平は素晴らしい自然環境があるので、春、秋の利用価値を上げて欲しい。まずは上田市民に対して菅平の良さを如何にアピールでき、SPTなどに参加して貰うか、周知方法や実行方法を工夫していって欲しい。

先程の映像なども含め、ハード面(施設)ソフト面(取組みの情報)両面で色々な工夫を凝らしてアピールしていって頂きたい。3年間の中で定着出来るように頑張って頂きたいと話されていました。

 

 

 

 

「身体通信簿」の説明を受ける母袋市長

「全身反応測定」の様子

母袋市長の「全身反応測定」結果・・・なんと30歳代!

“運動測定メニュー”の一つ「ターゲットチャレンジ」を体験する母袋市長

菅平の地で開発されたSPT(スポーツ・フィジカル・セラピーの略)は“身体測定メニュー”、“運動測定メニュー”、“日常トレーニングメニュー”からなっています。

個人個人に適応する「健康改善」「健康促進」のためのプログラムで自分の健康度合いを確認(見える化)しながら、気軽に、楽しく、健康づくりを進めるプログラムだそうです。

 

この後、菅平高原国際リゾートセンターにて菅平地区振興設備工事進捗状況を視察してこの日の移動市長室は終了となりました。

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