「まいぷれ上田・東御」取材レポート
「黒柳ピアノ教室」の門下生と仲間たちによるコンサート
1月4日に上田市国際音楽村こだまホールで「黒柳久美と仲間たちコンサート2020」が開催されました。
「黒柳ピアノ教室」の主宰である黒柳久美さんが毎年開催しているコンサートで、演奏者の皆さんは黒柳ピアノ教室の門下生であったり、プロの音楽家として活躍されている方々です。
「黒柳ピアノ教室」主宰 黒柳久美さん
黒柳久美さんは、武蔵野音楽大学卒業、オーストリアウィーンのワルターモアに師事されました。
「黒柳ピアノ教室」からは沢山コンクール入賞者、音楽大学進学者を出しています。
音楽を楽しむことを基本にしている教え方では特別な生徒さんでなくても皆さんが素晴らしく弾けていくようになるそうです。
上田市国際音楽村こだまホール
こだまホールのステージ
今回のコンサートは、小学校1年生から、大人までの生徒さんやお仲間が集まっての演奏会でした。
Vn. 茂呂貴洋子さん、Vn. 松原倭花子さん、Vla今井凛さん、P.f 滝口歌菜さん、Sop 金子敬子さん(武蔵野音楽大学卒業)達もコンサートも盛り上げるために出演をしてくれたそうです。
また、娘さんのP.f 黒柳奏衣さんは現在ハンガリー ブタペストのリスト音楽院の本科ピアノ専攻に在学中で、このコンサートで演奏してその日のうちに成田に移動してハンガリーに帰るとのことでした。
多くのお客さんが待つ中、いよいよ開演となりました。
1曲目はヴィヴァルディ作曲『四季』より春の演奏。ピアノを引くのは生徒さん、ヴァイオリン、ヴィオラはプロとして活躍されている方々の綺麗な音色と見事なピアノ演奏が重なり素晴らしい演奏でした。
つづいては「黒柳ピアノ教室」の生徒さん達のソロ演奏でした。日頃の練習した成果の発表は少々緊張している中でもしっかりと弾いていました。
日頃の練習成果を発表する生徒さん達
主宰の黒柳久美さんはドイツリートと言う音楽を専門にしていて、それにちなんでステージではディアンドルを身に付けた演奏者による演出もされていました。
ディアンドルはドイツ南部やオーストリアのチロル地方の民族衣装だそうです。
エプロンの腰ひもの結び目が左にあると未婚を表し、右にある場合は既婚者を表すそうです。
ディアンドルを身に付けた演奏者の皆さん
ヴァイオリン、ヴィオラと生徒さんの共演
日頃の練習成果を発表する生徒さん達
コンサートも大詰めとなり、ラヴェル作曲『バイオリンソナタ』、コルンゴルド作曲『ピアノソナタ』が演奏されました。
予定されていたプログラム19曲の演奏が終わり、「黒柳久美と仲間たちコンサート2020」は盛況のうちに幕を閉じました。
今回、コンサートを盛り上げるために集まった黒柳久子さんのお仲間をご紹介します。
皆さんはプロとして活躍されたり、各コンクールでは優秀な成績をおさめているそうです。
【お仲間をご紹介】
Vn. 松原倭花子さん(桐朋学園大学卒業)
Vn. 茂呂貴洋子さん(東京音大卒業)
Vla 今井凜さん(桐朋学園卒業)
P.f 黒柳奏衣さん(ハンガリー ブタペストのリスト音楽院の本科ピアノ専攻に在学中)
P.f 滝口歌菜さん(武蔵野音楽大学卒業)
Sop 金子敬子さん(武蔵野音楽大学卒業)
Vn. 茂呂貴洋子さん
Vn. 松原倭花子さん
Vla 今井凜さん
P.f 黒柳奏衣さん
P.f 滝口歌菜さん
Sop 金子敬子さん
コンサートを終えて記念撮影
コンサートも無事にが終わり、上田市中丸子にあるカフェ、ザイデンシュトラーセンさんに場所を移動して打ち上げパーティーとなりました。
この日、貸切られた会場には通常メニューには無い特別なお料理が用意されました。
※ザイデンシュトラーセンさんでは貸切りプランがあり、15名以上であればご相談できるそうです。
演奏者とスタッフ合わせて36名参加で行われました。
さすがに音楽を奏でる方々の打ち上げだけあって、会場ではヴァイオリンやヴィオラ、ピアノ、歌の演奏で盛り上がっていました。
【取材を終えて】
黒柳久美さんは「黒柳ピアノ教室」を通して、個人をそして人と人の繋がりを大切にされているそうです。
年間に数回行われるコンサートや発表会では演奏を楽しみ、人と人の繋がりを楽しんで貰おうと企画し、実施しています。
今回、コンサートを盛り上げたお仲間の皆さんはギャランティー無しで参加してくれたのだそうです。
黒柳さんの人柄を感じました。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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