酒米作って、戸沢活性化プロジェクト!
“戸沢酒米作りプロジェクト”がスタート!!
3月17日(土)に「酒米作って、戸沢酒米作りプロジェクト」がスタート。
戸沢自治会内の遊休農地を酒米を育てる田んぼにするための開墾、整備が始まりました。
戸沢自治会の活性化を目的として、酒米作りを通して国選択無形文化財に指定されている“戸沢のねじ行事”を盛り上げようと立ち上げたプロジェクトです。
今年、平成30年2月15日に「戸沢酒米作りプロジェクト委員会」が発足され、活動プランや計画が作られスタートすることとなりました。具体的には“戸沢ブランドの日本酒を作る”、酒米のわらを使った“わら馬作り”、酒米の米粉を使った“ねじ作り”などを目的に活動されます。
また、育てられる酒米は酒造好適米水稲新品種の“ひとごこち”です。
“ねじ”は米の粉にお湯を加え練り上げたものを野菜や果物、花、動物などの形にし、赤や緑の食紅で色づけされたのち蒸し上げて作られます。中にはあんこが入っているそうです。
毎年2月8日にその“ねじ”を台車に乗った“わら馬”(藁で形作られた馬)に背負わせ、子ども達が戸沢地区の中心にある道祖神の前まで引いていきます。道祖神に“ねじ”をお供えし、子ども達の無病息災、健やかな成長を祈ります。
その後、お供えしたねじをお互いの子どもの成長を願い交換し合われ、わら馬を引きながら家に持ち帰ります。家に着くとわら馬を屋根に投げ上げます。これは災いをわら馬に背負ってもらい、天高く昇っていってくれるようにとの願いからだそうです。このようにして行われるお祭りが“戸沢のねじ行事”です。
戸沢地区の中心にある道祖神
わら馬
色々な形に作られた“ねじ”
道祖神にお供えされた“ねじ”
◆田んぼの整備(草刈りと水路整備)
作業初日は天気に恵まれ、穏やかな小春日和でした。“戸沢自治会”の皆さんを中心とした20名程の方々が参加され、13時30分から16時まで作業が行われました。
枯れ草が茂った遊休農地を各自が持参した草刈り機で刈り取っていきます。日ごろ農業に従事している皆さんだけあって、効率よく作業は進められていました。また、かつて野菜などの栽培に使われていたネットなども片付けられました。今回、親子で参加したという小・中学校の生徒の皆さんも一生懸命片付け作業に参加していました。
2カ所ある遊休農地は全体で約30アール(3000平方メートル)あるそうです。今回は雷岩の麓の遊休農地が整備されました。
また、田んぼが整備され、稲が順調に育てば約1.3tのお米が出来るそうです。
作業が開始ころの様子
農業用ネットなどの片付け
生い茂った枯れ草を草刈り機で刈り取り
小・中学校の生徒さんとお父さん
丁寧にネットを巻き上げる様子
この地域の田んぼはそばを流れる“神川”の綺麗な水が使われています。神川から分水された水は用水路を流れ、取入れ口から田んぼに引き込まれます。この綺麗な水が美味しいお米を育てくれます。
水量豊富で綺麗な水の神川
用水路を流れる綺麗な水
水際に咲くタンポポ
用水路の整備
重機で整地
この日、株式会社上田ケーブルビジョン(UCV)さんの取材もありました。「まいぷれ上田・東御」の“まいぷれ上田・東御編集部”の「ニュース」でも放送予定をご紹介しましたが、3月19、20日の番組「UCVレポート」で放映されました。
インタビューを受ける代表の宮島泰弘さん
作業の様子を撮影
作業は進み、整ってきました。刈り集められた枯れ草はいくつかの固まりにされ、焼かれる予定でしたが、この日は風があり安全を考え中止となりました。
予定通りに枯れ草を焼く場合飛び火などによる火災や不慮な事態が起きないようにと“上田市消防団・長分団”の皆さんが、待機されていました。お疲れ様でした。
作業終盤の様子
上田市消防団・長分団の皆さん
上田市消防団・長分団の消防車
田んぼの整備は5月まで続けられ、5月末頃に田植えが行われます。
田植え、稲刈りなどをお手伝いしてくれる参加者もこれから募っていくとのことです。「まいぷれ上田・東御」でもご案内していきます。
初日の整備を終えて
「まいぷれ上田・東御」ではお酒が出来るまで長期取材をさせて頂き、随時「まいぷれ上田・東御」“酒米作って、戸沢活性化プロジェクト!”でご紹介していきます。ご期待ください!